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センチメンタルジャーニー【蓮華山】

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日付: 2018/07/18(Wed,)

山口県岩国市周東町にある、蓮華山(標高576メートル)に登りました。比叡神社を出発し、穏やかな田園風景を眺めながら歩を進めます。気温は38度近くまで上がり、アブラゼミのジージーという鳴き声と、じりじりと照り返すアスファルトの熱がシンクロします。梅雨が明け、本格的な夏山登山へと突入です。檜林の林道を抜けると、先々週の豪雨災害により、登山道には土砂が流れ込み、大小様々な岩が落ちていました。カンカン照りにも関わらず、地面は湿っています。山が吸収できない程の大量の雨が降ったことを物語っています。

土砂崩れに遭わないように、慎重に登山していくと、市の迫という滝に到着しました。側には、観音堂が設けられています。この観音堂は、今は亡き祖父が、私の中学受験の際に、合格祈願のため、お参りしてくれた場所です。多くを語らない、寡黙な祖父であったため、この話も亡くなってから聞かされました。この場所に来ると、祖父の優しさを感じることができるのです。

さらに、高度を上げていくと、少しずつ視界は開けていき、玖珂の町並みを見渡すことができるようになりました。いつもと変わらない風景のように見えますが、麓では、道路の崩落や陥没の復旧作業に追われています。

山頂を過ぎ、西峰展望台へ到着です。ここからは、島根県最高峰の安蔵寺山、広島県最高次峰の吉和冠山、昨年の交通事故後、最初に登頂した小五郎山、三つの峰が連なる三倉岳、山頂の雨量観測所が目立つ羅漢山など、私にとって馴染み深い山々を眺望することができました。これらの山のうち、豪雨災害により、既に三倉岳が入山禁止となっています。羅漢山の雨量観測所では、7月5日から8日にかけて、山口県内で3番目に多い総雨量を観測しました。また、蓮華山登頂前に、故郷の山である烏帽子岳の様子を見に行ったところ、何度も通った登山道は崩落し、復旧は絶望的でした。展望台では素晴らしい景色が広がっていましたが、各地の災害被害を目の当たりにした後では、気持ちが晴れません。一座一座、もう登頂困難かもしれない目の前の山を眺め、それぞれの思い出を振り返っていると、一匹のトンボが、帽子のつばに止まりました。お盆近くに飛び回るトンボは、日本では古くより、『ご先祖様の使い』として言い伝えられています。つばから飛び立たず、じっと止まっているトンボの姿を見ていると、陰ながら私を応援してくれていた寡黙な祖父に、励まされているような気持ちになりました。
(加藤)