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魅惑の山【剣上山】

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日付: 2017/12/21(Thu,)

広島県大竹市谷和地区にある、剣上山(標高592メートル)に登りました。本やインターネットではあまり紹介されていませんが、素晴らしい山でした。

剣上山への登山は、小さな集落『谷和』より登山口を探す所から始まりました。GPSとにらめっこしながら谷和の集落を行ったり来たりしていると、田んぼの畦道に設けられた猪除けの柵の奥に、細い山道を見つけました。その山道を進んでいくと『剣上山登山口』という小さな案内看板を発見しました。見知った山に登ることは楽しいですが、探索しながらの登山も冒険心が掻き立てられます。

雑木林の薄暗い急登を登りきると、剣上山の尾根道に出ました。尾根道からは、登山道を覆う木々は少なくなり、視界も開けてきました。普段であれば、視界が開け景色を見ることができるのは喜ばしいことなのですが、登頂した日は強く冷たい風が吹き荒れていました。ラニーニャ現象の影響でしょうか、温暖な気候の瀬戸内海沿いにしては、ひどく寒いです。身をかがめ、風をガードする岩や木々を探しながら尾根道を進むと、南方向に出っ張った岩場に到着しました。すぐ側に立つ松の木には、『剣上山山頂』の標識がかかっていました。岩場からは、マイナーで低山とは思えない絶景が広がっていました。すぐ側に聳える谷和権現山や高鉢山はもちろんのこと、中腹には先日登った岩山『三倉ヶ岳・瓦小屋山』の長い稜線が綺麗に見えています。傘山や河平連山などの大竹市の山々もよく見えました。湿度が低く澄んだ冬空のもとでは、遠くの山々も視認できました。南の方角に広がる瀬戸内海には、山口県の周防大島が浮かんでおり、その奥には上関町の大星山まで見ることができました。北の方角に目を向けると、双子のように良く似た山容の『大峯山・吉和冠山』、雄大な羅漢山、ずっと奥には島根県最高峰の安蔵寺山が顔を覗かせていました。

思いがけない絶景をじっくり堪能し、下山しようとリュックを背負った時、ふと松の木にかかった頂上の標識が目に入りました。よくよく標識を見てみると『剣上山山頂』の前にニセの文字が…。ニセ剣上山まで登ってきた道とは反対側に、獣道のように草木が生い茂る登山道が伸びており、その先にあるピークがどうやら本当の剣上山の山頂のようです。

登山口を探すのに苦労しながらも素晴らしい景色を見せてくれた剣上山は、最後の最後で登山者を惑わす魅惑の山でした。深いため息をつきながら、下山道とは反対側の獣道、真の剣上山の山頂へと、足を進めるのでした。
(加藤)