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揺るぎなき守護者【石鎚山】

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日付: 2019/10/16(Wed,)

10月下旬、四国の霊峰石鎚山は、早くも冬を迎えます。早朝の気温は氷点下に達し、木々に付着した霧は凍りつき、霧氷となります。霧氷で真っ白に染まった木々が、太陽光に照らされキラキラと輝く光景…27年前、幼少時の私は、その筆舌に尽くしがたい美しさを初めて目にし、自然が生み出す絶景を知ったのでした。


今回も、27年前に登頂した土小屋ルートで山頂を目指します。早朝の登山道は、ガスに覆われ、せっかくの尾根伝いのルートも景色を楽しむことはできません。俯き加減に、歩を進めていると、足元には、秋の高山植物『リンドウ』が咲き誇っていました。さらに、木々が生い茂る湿地帯では、9月下旬に見頃を終えるシラヒゲソウが健気に咲いています。絶滅危惧種の小さな花が咲いている姿は、私に勇気を与えてくれました。そして、山荘のある山ならではの光景…重い荷物を背負った歩荷さんが、次々と登山者を追い抜いていきます。


歩荷さんの力強い足取りに励まされながら、表参道ルート・面河渓ルート・土小屋ルート、三つのルートの合流地点に到着です。ここより、石鎚山の難所『二の鎖』『三の鎖』が登場します。登山者は一層、気を引き締めます。


三の鎖を越えると、石鎚神社がある弥山に登頂です。目前に聳えるのは、石鎚山最高峰に位置する天狗岳。27年前に私を感動させた、霧氷に覆われた真っ白の天狗岳とは全く異なる姿を見せてくれました。紅葉で真っ赤に染まり、天空を切り裂くように反り立つその猛々しい姿は、揺るぎなき守護者“不動明王”を連想させます。山岳信仰の修験道の開祖、役の行者が初めて登ったとされる石鎚山は、平安時代初期に書かれた日本最古の説話集『日本霊異記』にも、その名が登場します。約1,200年前から多くの登山者や修験者に愛され続ける石鎚山は、不動明王のように、数えきれない程の修験者を救済していったことでしょう。


天狗岳山頂に登頂した時、山の周囲は、雲海となっていました。ブロッケン現象で雲海に浮かび出た七色の輪は、石鎚山が発遣した仏様が発する後光のようで、その神々しさに、手を合わさざるを得ませんでした。(加藤)